Jan 8, 2016

地元で思い切って起業☆ 原動力は、お客様の「ありがとう」

五十嵐綾_1-01

地元就職だからこそ
踏み込めた起業

 「高校生の頃、自分がやりたいことがわからない人はほとんどじゃないかな。持っている人の方が少数だと思いますよ」と語るのは、鶴岡駅前で生花店「SunLips」を営む五十嵐綾さん。

綾さんは高校時代バレーボールに夢中で、仕事に関しては特にこれという職業は思い浮びませんでした。結局、近所の方から誘いを受けたことがきっかけで生花市場の花部門に就職。そのうち子どもの頃から好きだった土いじりや草花の記憶がよみがえり、日に日に仕事にのめり込んでいきます。

「お花の可愛さはもちろんですが、お客様との関わりも楽しくて。誰かのために贈る花束を作りお渡しすると、こちらが販売しているのに、お客様に『ありがとう』と言ってもらえる。こんな仕事なかなかありませんよね」。日々お客様に育てられ、いつか自分のお店を持ちたいという目標をかかげました。

しかし入社8年を迎える頃、会社が倒産。綾さんは結婚し、第二子がお腹にいましたが、動揺することなく独立の準備を進めたのです。「どこか県外に出て修行するという選択もあるかもしれませんが、それが時間のロスになることも。ここで経験し、得たものがたくさんありましたから」。

地域で生きていくことを誇りに

 人が喜んでくれるのがうれしくてという綾さんのお店は、ギフトにも最適なキラキラとした花と雑貨であふれています。

「お客様のくつろぎや癒しの空間にしたくて、ディスプレイにも力を入れています。キーパーと呼ばれる冷蔵庫が無いのは、外気とお花の温度差をなくし、花の持ちを良くするため。床もいつでも乾いるように清潔に保っています」。

フラワーアレンジメントの確かな技術と、相談しやすく頼りになる人柄から、今日もたくさんのお客様が結婚式の会場装飾の相談や、プレゼントのお花を求めて来店していました。

そして綾さんは、これからの庄内を担う若者たちに、地元で暮らすことの素晴らしさや地元企業の魅力を知ってほしいと、起業家の仲間と一緒に「職業ボランティア団体あきんどなまか」を立ち上げ、協力企業と共に学校を訪問、様々な職業が体験できる「WAKU WAKU WORK」を企画。

大工、美容、飲食店、映像、自衛隊・・・3年目となった今年度は協力企業は最大の20社に。そこにはもちろん花屋さんとしての魅力を伝える彩さんの姿も。開催された高校では、生徒たちが目を輝かせながら仕事の体験をしていました。

「子ども達が県外へ出てしまうのは、地域や企業の発信不足でもあると思います。ならば実際に体験した方が伝わりますよね。様々な職業に関心を持ってもらいながら、地元でも夢は叶う、地域で生きていきたいという誇りに繋げてほしいのです」。

この場所から、次なる夢を

綾さんは2015年、フランスで開催されたフラワーアレンジメントの大会で、日本人フローリストとして出展しました。「鶴岡にいても世界に発信できるチャンスはあるんですよ」。

結婚式場の担当者からブライダルパーティの相談を受けることもある綾さん、次なる目標はお客様の喜びをトータルでコーディネートできる生花店。「友人にとびきりのサプライズパーティーをプレゼントしたいと企画しています。

友人の笑顔が見たくて。今後はお花だけではなく、お客様お二人だけにしかできないブライダルの演出にももっと携われるような仕事がしたいと考えています。自分も楽しくて、お客様が笑顔になってくれること、それが一番のやりがいですから」。

スケジュール

営業時間 10:00~19:00(火曜日定休)
仕事に合わせて、早朝出勤や残業をこなしています。休みの日は山や海へとドライブし、リフレッシュ。

オー、マイショウナイ!

庄内から見える夜空

とにかく空が好きで、上を見上げていることが多いという綾さん。特に朝方の満天の夜空は感動的で、友人と一緒に山間部に見に行くことも!

プロフィール

◆五十嵐 綾 (Aya Igarashi)
生花店「SunLips」オーナー。1983年生まれ、三川町出身。羽黒高等学校卒業後、生花市場の花部門に就職。その後独立し、起業する。お花の販売の他、ブライダルの装飾コーディネイトやお客様の要望からアレンジメントの教室を開催することも。

 

Sunlips ホームページ
http://sunlips.exblog.jp/
Facebook
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